終了 浴衣で彩る。夏の音と天の川

2016年 8月 21日(日曜)開催
「浴衣で彩る。夏の音と天の川」

「浴衣で過ごす、有松での一日。」をテーマに、名古屋市・有松で浴衣イベントを開催いたします。
有松の竹田邸を舞台に、浴衣の着付け・ヘアとメイクの提案・立ち居振る舞い・食事の作法、そして絞り体験などの浴衣で過ごすためのいろいろな講座を開設します。

夏の一日を、江戸期からの趣きを残す竹田邸を拠点に、有松の古い町並みを思い思いの浴衣で彩り歩いてみませんか…
 


 

『尾張名古屋の粋を感じる竹田邸』

天保年間の書『尾張名所図会』にも描かれた「竹田邸」は、名古屋城築城から始まる歴史と共に歩んできた老舗。東海道随一の名産品と謳われた有松絞りの開祖・竹田庄九郎を初代に、現代に至るまで呉服商家として時を刻んできました。
広大な敷地には大きな主屋と茶室、庭園、蔵などがゆったり配されています。
改装・増築されつつも、かつての様式を殆どそのままに建てられており、江戸時代の情緒が醸し出されています。
竹田邸には数多の各界著名人も訪れ、なかでも幕末の徳川14代将軍家茂公のエピソードはよく知られているところです。
皇女和宮への御土産に反物を購入したとか、後の新撰組となる面々が護衛にあたったとか…。
竹田邸で家茂公は、茶室前に設えられた水琴窟で音を聴き、心を鎮めて茶室へ入ったそうです。

また英国外交官のアーネスト・サトウがヴィクトリア女王の名代として訪れたことも記録に残ります。明治14年に竹田邸を訪れた勝海舟は歌を詠み自筆で記したという軸が今も掛けられています。
ここに家茂公が、勝海舟が…今に残る空気感が時代の追想へと誘うでしょう。
 

『400余年の歴史を伝える有松の町並み』

格子が美しい商家の家並みや白壁土蔵、藍染川の流れに沿って緩やかに彎曲した道がつづき、奥行きのある町並みを形づくる有松。ここが名古屋市かと見紛うほどの風情が漂います。
有松は徳川幕府によって整備された街道の東海道沿いに造られた町。鳴海宿と池鯉鮒の間に設けられた間の宿でした。宿がなく替わりになる産業として考えられたのが有松絞り。街道を往来する旅人の土産として始まった有松絞りは尾張藩の庇護のもと大いに発展、全国に知れわたるようになりました。諸藩の大名たちも有松に立ち寄ったそうです。

天明4年(1784年)の大火で町の殆どが焼失しますが、尾張藩の援助で再生を遂げます。ほかではあまり見られない広い敷地と豪壮な建物の美しい町並みが形造られたのでした。その後に訪れた英国外交館アーネスト・サトウは「私の見た日本の町の中で最も清潔で豊かな感じのする町」と称賛しています。
街道の賑わいが聞こえるようでいて、伝統的な日本の静かなる佇まい…
有松を歩くと江戸時代の気配がそこかしこに感じられます。


 

『美の在処』

花鳥風月を愛で季節の移ろいに五感で呼応する…
そんな感性のなかで日本的なるカタチや様式は暮しに息づき、長い時を重ねてきました。ここに日本文化の源流があります。

時代の変遷は多様な分野で日本文化を生み出し育ててきましたが、常に変わらないものは内に潜む美意識でしょう。
日本の衣装文化を識る、所作・作法を整える、時を想う、食を愉しむ、手技を体験する… 長い歴史に培われてきた日本の美学を再認識する、そんな1日を過ごしてみませんか。


★★ 開催レポート ★★

2016年 8月 21日(日曜)
有松で浴衣イベント
「浴衣で彩る。夏の音と天の川」を開催しました。

名古屋市・有松の竹田邸を舞台に、浴衣で過ごすためのいろいろな講座「浴衣の着付け」「浴衣メイク」「ヘアアレンジ」「お茶の作法」「立ち居振る舞い」「食事の作法」「絞り体験」そして、「生演奏」「写真撮影」「販売」と盛りだくさんな内容となりました。

夏の一日に、関係者を含めた100名近くの浴衣女性が集い、竹田邸を拠点に和装の似合う町「有松」を浴衣で彩ることができました。

昨年の浴衣イベントより規模を拡大し竹田邸で開催した「浴衣で彩る。夏の音と天の川」。
まだまだ改善点などがあったりと、これから参加いただける方々により喜んでいただけるように、そしてまだ未定ですが次回への開催を期待していただけるように関係者みんなで知恵を出し合って「有松」が浴衣を着た人々であふれるコトを夢見て挑んでまいります。


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