★ 有松の絞りはベンチャー精神で生まれた!

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– 有松歴史秘話 後編

最初に移住した庄九郎たちは、移住したはいいものの、有松は稲作に適さない土地な上に、近くに宿場町(鳴海宿)があったため宿をすることもできませんでした。
故郷を離れ、作物も育たず、その辛さは大変なものだったに違いありません。

そんな中、庄九郎は名古屋城築城(1610 – 1614)の際、九州の豊後(大分県の中部・南部)から来た人々が持つ絞りの手ぬぐいを目にします。初めて見る美しい柄に感動し、これをヒントに絞りを自分たちでできないか作ってみることにしました。
試行錯誤の末にできた絞りを売り出してみたところ、東海道を行き来する旅人がお土産として買い求めるようになり大人気に。
伊勢参りなど庶民の間で旅ブームが起きたことも重なり、有松の絞りは全国的に知られるようになりました。
歌川広重が描いた浮世絵「東海道五十三次」に、有松の町並みが描かれた程です。

庄九郎の挑戦する心が無ければ、有松の絞りは生まれなかったかもしれません。
今に通じるベンチャー精神ですね。
イベントにお越しの際は、ぜひそんな庄九郎の心に思いを馳せながら有松を歩いてみてください。

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江戸期より400年の歴史に育まれた絞りの文化を、竹田邸を拠点に浴衣姿で体験・体感してみませんか。
絞り体験、浴衣や小物の販売もありますので、当時の街道の情景を感じながら古い町並みの散策とともにお楽しみください。


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